あ行
正しい | 誤り | 意味(解説) |
愛敬を振りまく | 愛想を振りまく | 人から好感をもたれる表情やふるまいをすること。「愛想」は愛想が「いい」や「悪い」のようにいう。 |
青田買い | 青田刈り | 企業が人材や若い労働力を獲得するために、卒業前の学生と早くから就職の契約を結ぶという意味で使われる。 |
足をすくわれる | 足元をすくわれる | ちょっとした隙に付け込まれて相手に失敗させられるという意味。「足元」は文字通り足の近く、立っているところという意味。 |
足蹴にする | 足蹴りにする | 足で蹴るようなひどい仕打ちをすること。「足蹴り」キックボクシングやK1といった格闘技の技の名前。 |
声を荒らげる | 声を荒げる | 言葉づかいや態度を荒くする。語源的には「声を荒らげる」が正しい。 |
親譲りの才能 | 姉譲りの才能 | 美貌や才能は親からもらったものなので「親譲り」などというのが適切。「兄譲り」「姉譲り」といった言い方ができるのは、小さいころから面倒をみてもらったとか指導を受けていたというようなとき。 |
一抹の不安 | 一縷の不安 | 「一抹」とはほんの少し、わずかという意味。「一縷」とは、ひとすじの糸の意味。使い方としては「一縷の望みに賭ける」など。 |
彼女の心を射止める | 彼女の心を仕留める | 自分のものにすること。「仕留める」とは討ち取ること、殺すこと。 |
上を下への | 上や下への | 大勢の人が入り乱れてごったがえす様子。 |
腕利きのコック | 腕よりのコック | 腕前が優れていること。「腕より」は大切なお客様のためにと腕よりの料理を作ること。 |
笑みがこぼれる | 笑顔がこぼれる | 笑いの表情が心の中からあふれ出るように表れる様子。こぼれるのは「笑み」か「白い歯」。 |
押しも押されもせぬ | 押しも押されぬ | 「押されもせぬ」で確固とした地位をしめるていることを表す。「押しも」は対句として用いられるだけで意味はない。 |
汚名を雪ぐ | 汚名を晴らす | 「汚名」は不名誉な評判。「すすぐ」は水で洗い流すことだが、屈辱をのぞきさる意味を表す。「そそぐ」ともいう。 |
女手一つで育てる | 女手一人で育てる | 「女手」は女性の労働力・働きのこと。 |
枝もたわわに実る | たわわな実がつく | 「枝もたわわに」は、果物などの実がたくさんなっている様子を表す。 |
大船に乗ったような 安心感 |
わらをもつかむ安心感 | 他の大きな力の援助を信じて、すっかり安心している様子を表す。「わらをもつかむ」は「おぼれる者はわらをもつかむ」という慣用句の「おぼれる者」を省略した言葉。 |